土浦での勇造ライブは3年ぶりである。会場は前回と同じ「高砂」、
30人入ればいっぱいという「お座敷ライブ」だ。
昨日の蚕小屋同様、今日もPAなし。いつものように主催者である
我々「常陸野すかんぽ団」が前座を務める。
今回は、メンバーのコイケが急に来られなくなったため、タカナシ・
しげる・うちのチビ・俺の4人だ。我々のつたない演奏にも手拍子をしてくれて、
会場はいい雰囲気。4曲やってそのまま勇造さんが登場する。
1曲目は「米」だ。勇造さんいわく「最年少の共演者」、
うちのチビがハープを吹いたが、昨日より緊張していたみたい。
子どもたちがうろちょろして、和やかといえば和やか、落ち着かないといえば
落ち着かないなか、ライブは進む。
「勇造のないない尽くし」は、いつ聴いても面白い曲で、客席の反応もいい。
そして子どもがいなくなったスキに?「長崎帰り」。気合の入った演奏だ。
1部の最後は、オープンチューニングにして左手にはビールグラス。
「風に吹かれて」かな?と思ったが、聴いたことのない曲だ。
終わってからタイトルを聞くと「酒呑みの歌」という、かっこいいブルーズだった。
いい感じに酔いの回ったお客さんもいて、客席も勇造さんもノリノリだ。
2部の最初に、スペシャルゲストが登場だ。土浦で何度かライブをやってもらっている、
北海道のパーカッション奏者・
山北紀彦くん(山ちゃん)がちょうど今こちらに来ている
ということなので、急遽出演してもらうことにしたのだ。
ンビラ(アフリカ・ジンバブエの親指ピアノ)を弾きながら「水平線」「太陽の下で」を歌う。
続いて勇造さんが加わり、即興で1曲。「2009年12月6日・高砂・キーはE」
と名づけられた(そのままだ~)。
そして山ちゃんがカホンで入り、「それで十分」を。今日初めて会って5分位の打合せとリハを
やっただけとは思えない、ギターと歌・カホンの絡みだ。山ちゃんのソロも入り、見せ場を作る。
カホンの音にあおられ、勇造さんの演奏もより激しくなる。
主催者であることを忘れて大声で歌ってしまった。
続いて、「水平線」のアンサーソングです、といって歌った「ハンクウイリアムスを聞きながら」。
「住所録」はギターソロたっぷりで印象的だった。
緩急取り混ぜた選曲でライブは進み、
最後に山ちゃんとすかんぽ団の面々が再び呼ばれ、全員で「大文字」。
これもカホンが入るとよりダイナミックな演奏になる。またまた大声で歌ってしまった。
アンコールは「花の都/ペシャワール」で余韻を残して締めくくり…。
勇造ライブは毎回違う曲構成で、昨日の蚕小屋とも半分位は曲が入れ替わっただろうか。
狭い会場で、(主催者のくせに)最前列で見ていたせいもあるだろうが、
今まで見た勇造ライブの中でも屈指のものだった。
山ちゃんという素晴らしいゲストが入ったことで、よりスリリングな演奏に
なったのではないかと思う。
唯一残念だったのは、お客さんの入りが今ひとつだったこと。
これは主催者として大いに反省しなければならない。
何はともあれ、勇造さん、山ちゃん、高砂、スタッフ、来てくれた皆さんに感謝!です。
おまけ。
打ち上げ会場の「
てらすや」にて、たまたま来ていた?常連「夢ちゃん」と
勇造さんとのセッション。曲は「アイ・シャル・ビー・リリースト」